自然ってよくできてる。
農業について勉強すればするほど、この世の現象全てが、全くの例外なく、理に従って起きているな、と感じます。そして、人間はそのほとんどを知りません。
YouTubeで矢野智徳さんに関係する動画を見ていた際に、リコメンドリストに表示されたこちらの動画でとても身近な疑問について分かりやすく解説されており、感じるところがあったので、ご紹介します。
こちらの動画では、なぜ植物が重力に逆らって水を吸い上げることができるのか、ということについて説明されています。
水には凝集力(水分子同士集まろうとする力)があり、植物内の水分が蒸散されることで、空いたスペースに水分子が入ってくる、という仕組みになっているそうです。
とてもシンプルですが、個人的には自然・宇宙といったものの成り立ちの根幹を垣間見たような大きな衝撃を受けました。
自然農法・自然栽培ということに強い興味があるので、こういった動画を見ているんですが、現状、みかんの自然農法による栽培は難しく、上手くいかないと、害虫が近隣の園地にまで発生してしまいかねないません。そのため、ほとんどの農園では農薬や除草剤といった化学製品に頼っています。
ですが、それはまだ、人間が自然の仕組みをほとんど理解できていないから、そういったものに頼らざるを得ないだけなんじゃないでしょうか。
今回紹介した動画の内容も自然の仕組みのほんのごく僅かですが、全知全能とまではいかなくても、もっともっと研究していけば、自然に存在しているものだけで、完全無農薬・無肥料の農産物が、誰でも作れる日が来るのではないか、と考えています。
ちなみに、矢野 智徳さんは土中の水脈と空気の流れに着目し、”大地の再生”という講演を全国で行われている自然農法家の方です。講習の様子や、インタビューなどは、ネットに結構アップされているので、ご興味のある方は検索してみてください。とても勉強になります。
0コメント