漢字の成り立ち
普段から、物の成り立ちや歴史、文化といったことに興味があり、いろいろ勉強しているのですが、母が持っていた「NHKテレビテキスト 趣味Do楽 にっぽんの布を楽しむ」という本で「経(たて)糸・緯(よこ)糸」という表現があったので、ふと、「経」と「緯」の語源が気になって、調べてみました。
詳しくは下のサイトにあるのですが、そもそもの語源が機織りにあるらしく、「圣」という漢字が機織りのたて糸の象形文字なのだそうです。
機織りの経糸が茎・径・軽など、いろいろな意味になるのはおもしろい。
「頸」という漢字も(「圣」は「巠」の略式表記)、「頁=人の頭部」のまっすぐな部分といったところでしょうか。
「脛」もそうですが、人体を表す漢字に機織りの経糸からとった象形文字が入っているというのは何とも不思議です。
「緯」の「韋」はそもそも、「そむく」という意味らしいのですが、それがここでは「囲い」という意味(「口」という象形を囲んでいるということ?)となり、「(囲いを)めぐらす」ということから、経糸にめぐらす糸でよこ糸という意味になったそうです。
ちなみに、「韋」と漢字で、「韋駄天」が思い浮かたんですが、これは「私建陀」という仏教の守護神を転記する際に間違えて「韋駄」となってしまったとのこと。(間違うか?)
いろいろ調べだすとキリがないので、今日はここまで・・・
「経度・緯度」といった言葉がなじみ深いですが、元々は「経糸・緯糸」が語源だったんですね。
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